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教育の再生に向けて
 

2006/11/07

全国の高校生の履修単位不足問題は、11月3日現在で公立高校336校、私立高校で256校に及んでいます。受験間近の高校3年生にとっては、不足授業をこれから行わなければならないという不安に駆られているのではないでしょうか。
早川 全国の公立校は4045校で、私立校は1346校あります。よって履修不足の学校は公立高校では全体の8%、私立高校にいたっては19%にも及びます。
富山県で発覚した今回の履修問題ですが、全国の都道府県の教育委員会が調査したところ、熊本県を除く46都道府県で単位不足が明らかになりました。問題はどこにあったのでしょうか。
早川 生徒の希望する進路を実現させたい、しかし、学習指導量に定められた履修規定を全てこなせば、効率的な受験対策ができないという「現行の教育課程と受験の現状」との食い違いから生まれた問題だと思います。その他にも、2002年から導入された週5日制によって、土曜日の午前中の授業時間が減ったことも大きく影響したといわれております。
茨城県では履修不足問題に責任を感じた高等学校長が自殺をするに至ってしまいました。学校長の責任であるとか、教育委員会の学校監督責任であるとか言われていますが、どこに責任があったと思われますか。
早川 まずは、自ら命を絶たれた校長先生のご冥福をお祈り致します。今回の問題は、誰に責任所在があるといった問題ではなく、受験を最大の目標とする教育体質そのものに原因があると共に、教育界全体の問題であると思います。
まずは、自ら命を絶たれた校長先生のご冥福をお祈り致します。今回の問題は、誰に責任所在があるといった問題ではなく、受験を最大の目標とする教育体質そのものに原因があると共に、教育界全体の問題であると思います。
早川 文部科学省は、必修の漏れた高校3年生に対して、補習授業の上限を70回とすることを基本に、70回を超える補習が必要な生徒には70回の補習とレポートの提出、必要な補習が70回以下である時には、学校の裁量に任せて、実質50回程度の授業を行えば、卒業を認めると教育委員会に通知しました。
70回の補習が必要な場合、冬休みに20回、春休みに20回、残り30回を平日に補習を行うと文部科学省は示しているようですが、受験間近の高校3年生にとっては大きな負担になってしまうと思いますが、早川さんはどうお考えですか。
早川 大学受験は、多くの高校生にとって人生の大きな選択です。受験が迫ったこの時期に補習が行われるのは大きな負担となってしまうでしょう。しかし、知識を得ることは決して悪いことではありませんし、多くの苦難を乗り越えていかなければならない人生の最初の試練だと思って、乗り越えて行って欲しいと思います。
履修問題以外にも、現在、教育に関する様々な問題が起こっています。特に「いじめ」に関しては、未来を持つ子供たちが自ら命を絶ったというニュースを聞く度に胸が痛くなります。
早川 いじめは、「どの学校でも、どの子にも起こり得る」問題であり、多くの場合、その実態がつかみづらく、また解決しづらい問題であります。そして、子供が自ら命を絶つことは、理由の如何に関わらず、絶対にあってはならないことであります。
最近に至っては、子供同士のいじめではなく、教師が子供をいじめ自殺に至らしめたということもありましたが。
早川 子供たちに人生を正しく健やかに生きるために教え導くという使命を持った立場にあるものが、自らの生徒をいじめることは言語道断であり、大きな憤りを感じます。最も頼られてしかるべき教師からいじめを受けた生徒の心情を思うと、学校に行くことがどんなにつらく、苦しいものであったかを感じずにはいられません。
教師のあり方についても考えていく必要がありますね。
早川 いじめの問題に限らず、教師は子供を教え導くという大きな使命と責任を持って生徒と接しなければなりません。大学を出たてのまだ若い教師がいきなりクラスの担任を任された時に、本当に子供たちを管理していけるのかといった問題や、教育者としての知識や人間性といった部分が欠けているが、免許の更新も無く、定年まで教師としての立場にあるといった問題もあります。教師の管理能力が不足すると、やがては学級崩壊や学校崩壊に繋がる一つの原因となります。もっとも、教師としての資質に欠ける教師は、ほんの一部分であることも忘れてはなりません。
いじめがあってからでは遅いのです。対策を急いでください。
早川 はい。日本の将来を担う子供たちの健やかな育成は、いつの時代でも、国に課せられた命題であると思います。現在、与野党を含め、いじめの問題を含め、教育に対する議論がこれまでにないくらい活発に行われております。
いじめを含めて教育問題を考えるにあたって、大切な事は何ですか。
早川 人を尊敬できる、人を信頼できる、人を思いやれる心を育てる教育をすることだと思います。人間が豊になれば、やがてはそれが良い社会をつくり、安倍総理の掲げた「美しい国」が実現するのではないでしょうか。現在、国会では教育基本法の改正が大きな焦点となっています。新しい日本に相応しい、将来の日本を担う人材を育成するための指針となる新たな教育基本法をつくり、国民全体が教育改革に取り組む意識を共有することが大切だと思います。
 
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